ブラックバスルアー図鑑12: ヒックリージョー

ザウルスのフロッグでヒックリージョーです。オールドルアー、ハリソンスーパーフロッグの影響を大きく受けています。リーリーパッド等のブラックバスに威力を発揮するルアーです。

バルサ50ファミリーのフロッグ、ヒックリージョーです。

昔、ハリソンのスーパーフロッグというルアーがあったのですが、このルアー、ちょこちょこモデルチェンジをしてました。で、最終的には、同じ名前を名乗ってイイの?って位の変貌を遂げてしまいました。美容整形のお話ではありませんゾ。

オヤジアングラーを除き、おそらく、このルアーを知っている大半の方が最終バージョンのモノをスーパーフロッグとして認識していらっしゃることと思います。これはこれでファンの方がいます。きっと、このルアーに最適なトップウォーターのメソッドなり、ノウハウに気付いてしまったか、個性的なデザインに魅力を感じている方々でしょう。

がしかし、初代フロッグを、たとえ情報や知識だけでもご存知であった方であれば、ヒックリージョーの登場には大いに喜ばれたことと思います。スミス1981年のカタログでお披露目となったこのフロッグ、初代スーパーフロッグのパクリです。

但し、パクっているのは、初代スーパーフロッグ設計者の精神。
やってくれました。って感じです。質感や足のフレキシビリティーを見事に再現して、と言うよりは更にブラッシュアップされた感もありました。そしてオモチャのぴょこぴょこ君の面影はなく、より日本のバスルアーライクに。ユーモラスなカエル君になりました。

当初、元祖を意識しての事か、それが良いと思ったからなのか、ウィードガードの方式が異なっていましたが、現在のヒックリージョーは、元祖と同様の方式です。

フロッグはリリーパッド、ゴミや流木溜りで使用するのが一般的で、コイツも当然、例外ではありません。
でも僕は川を流して使ってます。岸のブッシュ際をプカ~。です。
で、時々、ツン。とロッドでやってやる。足のゆらゆら感がとても良く、バスがよく出ます。
ゆっくりイルカの様に出て来て、ひと吞みです。

陸っぱりバサーのいない静かな川でどうぞ。

(ア)

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