カテゴリー:各種リグ(バス釣り仕掛け)
リグ。
バス用語では一般的にワームの仕掛けのことをさす。
それはバス釣りにおける無限の小宇宙。
組み合わせによってはすべてがオリジナルにもなりうる仕掛けのことである。
by Michi Ooba
大場未知氏の言葉にもある通り、リグの種類はさまざま。
何処ゾの誰かさんが、密かに大釣りをしているような、名も無いシークレット・リグだって、きっとある。
広く知れ渡る、文字通り「有名」なリグは、現在のバス釣りシーンにおける、スタンダードといっていいかもしれない。
ただ、それらのリグですら、必ずしも全く新しい発想から生まれたものばかりではなく、既存のリグの応用として派生して来たものや、バス釣り以外の仕掛けからヒントを得たもの等、メジャーデビューに至るまでの経緯にもいろいろあったりする。
また、基本的に同じリグであっても、技ありな工夫がいろいろと盛り込まれていたりもする。
だからリグは、「こうでなくてはダメ!」というものではない。
リグは常に進化しているし、「自分の意見」が大いに幅を利かせることの許される聖域でもある。
今、この瞬間にも新しい発想のリグが試され、そして生まれようとしているかもしれない。
とはいえ、リグの基本を知ることは、バス釣りにとって、やはりとっても大切。
基本があるからこそ、応用とか、改造とか、シークレットとか、新たな進化が起こってくる。
さまざまなフック、さまざまなシンカー、その他、リグを構成する小部品に至るまでの、これまた、さまざまな組み合わせで、実に多くのバス釣り仕掛け、『リグ』の種別が知られるようになった。
これらと、実際に使用するワームとのコンビネーションによって、アジャスト可能なシチュエーションは確実に増えたし、肝心なワーム自体、多彩なアクション変化を見せるようにもなった。
テキサスリグ、キャロライナリグ、ダウンショットリグ、スプリットショットリグ、ネコリグ、ジグヘッドリグ、ジカリグ(直リグ)に、ノーシンカー・・。
さまざまなリグの特質を知れば、バス釣りはもっと、オモシロくなるはず。
新たなインスピレーションだって、きっと湧いてくるゾ!
さて、冒頭で登場していただいた大場未知さん。実はとってもスゴイ人。
このコーナーでもさまざまなリグに関する連載をお願いしているから、乞うご期待!!
[ 編集部 ]
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ムシワーム [大場未知のリグ講座 vol.9 ]
ワームのリグに当てはめるならばノーシンカーに分類されますが、ムシルアーはひとつのジャンルとして確立されていることもあり、ひとつの章として紹介したいと思います。詳細を見る -
ジカリグ [大場未知のリグ講座 vol.8 ]
『直リグ』と書いてジカリグと読む。 オフセットタイプのフックにシンカーを直付けするこのリグは、リーダーのないダウンショット風であることからリーダーレスダウンショットなんて呼び方もされる。詳細を見る -
ジグヘッドリグ 後編 [大場未知のリグ講座 vol.7 ]
前回はジグヘッドのオーソドックスタイプであるラウンドヘッドを中心に紹介させていただきました。 今回はあらゆるタイプのリギング例と、その出しどころや使い方について書いていこうと思います。詳細を見る -
ジグヘッドリグ 前編 [大場未知のリグ講座 vol.6 ]
ワームリグの中では非常にシンプルである一方で、表層からボトムまで、また刺し方や形状によって使い方も千差万別なのがジグヘッドなのだ。詳細を見る -
ネコリグ [大場未知のリグ講座 vol.5 ]
ネコリグは頭にネイルシンカーを装着してワームのボディにマスバリをちょん掛けする。 そのため、頭からスーっと落ちて、ラインを張ることでワームがボトムで直立するのだ。詳細を見る -
ノーシンカーリグ [大場未知のリグ講座 vol.4 ]
ワームリグの中では最もシンプルなのがノーシンカーリグだ。 その名のとおりシンカーを使わない仕掛けではあるが、意外にも応用の幅は広い。 ノーシンカーを大きくツータイプに分けるとフォールの釣りと横の釣り、つまりスイミングの2つになる。詳細を見る -
ダウンショットリグ [大場未知のリグ講座 vol.3 ]
なぜにダウンショットリグはそんなにバスが釣れるのか? 理由は諸説あるが一番はワームをピンスポットの中層で操ることができることだろう。詳細を見る -
キャロライナリグ [大場未知のリグ講座 vol.2 ]
キャロの特徴はあらゆるレンジで横方向の釣りに対応すること。 つまり、ワームでディープもサーチできてしまう唯一無二の仕掛けなのです。 実力は本場アメリカのトーナメントで、しばしばウィニングルアー(リグ)になるほどなのです。詳細を見る -
テキサスリグ [大場未知のリグ講座 vol.1 ]
第1回は、筆者が愛してやまないテキサスリグについて熱く綴ってまいりたい。 カバー好きなアングラーには一番出番が多いリグで、ワームフィッシングの基本といっても過言ではないだろう。詳細を見る -
フックとシンカー・使い分けの重要性 [大場未知のリグ講座Prologue]
リグの基本はフック(針)とシンカー(オモリ)の組み合わせ。厄介なことにフックやシンカーにもさまざまな形状や太さ、サイズが存在する。 その使い分けの基本はリグによって異なる。詳細を見る