6月、7月の霞ヶ浦・利根川水系!荻野貴生が教える、梅雨入りからのバス釣り。

6月、7月の霞ヶ浦・利根川水系のバス釣り
6月、7月の霞ヶ浦・利根川水系! 荻野貴生が教える、梅雨入りからのバス釣り。

ルアーライフが企画する、名フィッシングガイドを競うバストーナメント、スーパーフィッシングガイド・オブ・ジャパン 2015にも参戦中の、ご存知、隊長こと荻野貴生さん。ノリーズやデュエルのプロスタッフも務める。

そんな荻野隊長がホームとするのが、利根川水系のバス釣りフィールドだ。
ご存知の方も多いと思うが、あの広大な霞ヶ浦でさえ、河川分類上は利根川の支流とされる。
そして、バス釣りに於いても利根川と霞ヶ浦とでは、アフターかつ、入梅後、まさに6月、7月のこの時期は、ほぼ同様な考え方で双方のエリアでのバス釣りが成立するという。
荻野隊長に詳しく伺ってみた。

アフターのバス

産卵行動後のバスはお疲れだ。
基本的には、シッカリ確実にエサをとり、早く回復したいと思っている。つまり、捕食に関してはカナリ貪欲。

ところが、イナッコ(ボラの子)の様に素早く泳ぐベイトフィッシュを追い回す元気は、あまりない。
折りしも、手長エビの産卵期とも重なったりして、多くのエビ系ベイトが実に豊富な時期でもあるから、動きの遅い、これらのベイトから狙い始め、シッカリ確実に食べて回復を目指そうと考えるバスが多いという。
ルアーアクションはスローが鉄則だ。
ただし、アフターのバスは、比較的、おだやかな陽射しを好む傾向もあり、ハイライトゆえ、スローアクションのルアーが見切られやすく、喰わせにくいという状況となる場合があるから、水中光量との兼ね合いを意識することが大切。

風や波が強ければ、今度はそれを嫌い、一段深めのブレイクにおりて、同じくエビ系のベイトを捕食したりもするから、いずれにしてもマッタリ系のバスだと言っていいかもしれない。

回復系のバス

時期を同じくして、既に回復期に入っているバス達も多い。
当然ながらバスの運動量は確実に多くなってくる。
もちろん手長エビなどを偏食する傾向の個体も多いが、早い動きのトップウォータープラグや、クランクベイト等の横の動きにも良く反応するようになる。

 利根川、ノリーズ、ウエイクプロップのバス
▲ 2015年6月13日の利根川 荻野貴生 トップウォーターでの1本 

6月、7月の霞ヶ浦・利根川水系。入梅後の、オイシイところ

この時期の釣りはムズカシイ。そういう人もいるかもしれない。
でも、チョット考えてみてほしい。
これまでのところを整理してみると、どんな釣り方だって成立してしまう可能性を秘めていることに気付くハズだ。いろいろな場所に色々なタイプのバスがいそうな感じ。

問題は、当日のコンディションをどう捉え、これらの内、どのタイプのバスにどうアジャストしていくのがベストか?と言うこと。
荻野隊長いわく、「ポイントよりも、考え方のほうが大切!」とのこと。

どうやら、「きっと、コレでしょ!」と思うところから、1つずつ試してみるのも良さそうだし、試し方自体に、もっと磨きをかけたいなら、荻野隊長のレクチャーを受けて習得するのもいいかもしれない。

「アジャストの能力は、アングラーにとって、スゴク大事。ゲスト(お客さん)に対しては、1日のガイドサービスでは時間が足りないくらい、伝えたいことがたくさんあります。」隊長が付け加えた。

で、とにかく見事アジャスト成功なら、きっと良い一日になる。
なぜなら、梅雨時は、ローライトな時間が長く、1日を通しての光量変化が少ないから、同じパターンの釣りが長時間、継続的に成立する。
この事は、梅雨時の釣りの最大のメリットの1つ。当てればデカイのだ!
他にも、気圧が低いことでバスが行動しやすい状態になるし、梅雨にはウレシイことが多い。

梅雨の晴れ間

梅雨の晴れ間は良くあること。
一転して高気圧。真夏の陽射し。
折角、梅雨の考え方が少し見えて来たのに、実釣当日がドピーカン!?
さて、どうしよう。悩んでしまう。

ところが、コレはコレで、吉と出ることが意外に多い。
これまでの低気圧で動くことのできていたバス達が、カナリの確率で、カバーに逃げているカモしれない。
アジャストの仕方が、ある程度限定されてくる。

梅雨のデメリット

梅雨時はオイシイとはいうものの、時には歓迎せざる事態が起こることも。
昨年6月の様な梅雨入りのゲリラ豪雨、他には何日も続く長雨。これらはチョット厄介だ。

ゲリラ豪雨なら、急激な濁りを招くから、濁りの回復傾向時にはイイ思いができる可能性もあるけれど、ジャストミートはチョット辛い。。
逆に、長雨は水質をクリア・アップさせる場合がある。
プランクトンの量と、そのレンジ自体を下げてしまっている証拠だ。当然、バスも下がる。

 

6月、7月の霞ヶ浦・利根川水系!荻野貴生 お勧めルアー 2015セレクト

▲ ノリーズ・エスケープツイン 荻野隊長の解説!

エスケープツインは、手長エビの季節には絶対的威力。信頼のチェリーリグで、リップラップや、水中堤防、浚渫跡を直撃!カバー撃ちもいい。当然、カラーは、こちらも信頼の、バンドウカワエビ。

アフターのバスって、本当は食べたくってしょうがない。だから、一度、『口を使おう!』と決めたなら、今度はもう、『絶対、逃がすモンか!』とばかり、シッカリ捕らえようとする。早アワセは禁物!!

 

▲ ノリーズ・エビガエル カバー撃ちならコイツも強い。

 

▲ ノリーズ・B-ヒララ 荻野隊長の解説!
広く、早くサーチするタイプのクランクベイトではないが、浮き気味でフラついているアフターのバスには効果絶大だ。

ガイドサービスの予約

いかがでしょう?雨の季節もなかなか良いもの。
荻野隊長、まだまだ伝えたいコトがたくさんある。
一度、レクチャーを受けてみよう!

グゥーバー・利根川バスフィッシングガイド>>

(ア)

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