- 2015-4-17
- ブラックバス注目記事
- 春, 霞ヶ浦水系
桜に雪。。
随所で、そんな景色を眺められたのが、4月8日の水曜日。
関東地方も4月にしては寒すぎる。そんな1日でした。
霞ヶ浦のことが気になった。
何故かと言うと、日曜日には、松村寛プロが参戦するWBS2015の第1戦が北浦を起点として開幕するから。
どうやら、この先、荒れ模様の様子。。
WBS 1 stのほうは、結果から言うと、松村寛・早乙女剛チームは2本、1,730ｇで9位。
32チーム中、ゼロ帰着が8チーム、1本組みが10チーム、リミットメイクが4チーム。総釣果は53本。
松村プロは、当然「悔しい。」と、おっしゃるけれど、非常にタフな状況であったことがわかる。
ここで、冒頭で少々触れた、お天気のお話しです。
4月8日以降の実際のお天気を松村プロのブログでチェックしてみると、9日の霞ヶ浦は風が強く、やはり荒れ模様。10日は雨で寒い一日。明日も寒そう。。などと、コメントが。。
で、トーナメント当日の12日になって、ようやく晴れ。風もおさまり、高気圧に転じてきた。
これが、4月8日の冷え込みから、天候は回復したものの厳しいトーナメントとなった4月12日までの5日間です。
▲ 4月9日の霞ヶ浦
そして、この5日間の中に、実は、春爆がある。
松村プロいわく、参戦者は皆それなりの手ごたえを持って、当日のトーナメントに挑んでいたのではないか？とのこと。
「えっ！」と、思われた方も多いのではないでしょうか？
『春爆』
皆さんは、この、なんとも魅惑的な言葉に、どの様なイメージを持つでしょうか。
僕の場合はこうです。
暖かい春風が少し強めに吹いて、水温上昇と共に活性の上がったバス達が、風下に吹き寄せられたベイトフィッシュに狂喜乱舞。。
多くのアングラーにとって、非常に分かりやすいシチュエーションだから、“ツボ”にはまりやすい。と思うワケです。
少なくとも僕の場合、「桜に雪」からの状況の中に、春爆のイメージはなかった。。
松村プロの春爆
WBS2015第1戦を前に、松村・早乙女チームが爆釣したのは4月10日の北浦。
そう、氏のブログで、「今日も雨で寒い。明日も寒そう・・」などとヌカしておいて、チャッカリ合計8本ものバスをキャッチしていたのだ。
（トーナメント前に、ココ、たくさん釣れますヨ！って、アナウンスする人、普通いませんよネ！つい、言葉が悪くなりました。スミマセン。。）
そしてその8本のバスだが、本番に例えるなら、リミットメイクの5本でなんと7キロ！
本戦当日の優勝チームが、5,680gだったことを思うと、その春爆ぶりが良くわかる。
▲ 写真左より
1,600gスピードクローテキサスリグで！
1,500gテナガスティックノーシンカーで！
1,350gドライブスティックネイルリグで！（1300g、1250g・・と続く）
釣り方はと言えば、当然ながら僕のイメージする春爆とはほど遠く、テキサスやノーシンカーなどの釣りや、リアクションを意識した釣りなどを試し、ヤル気の出きらないプリスポーンのメスバスを想定した“狙いの釣り”が、 ”雨で寒くはあるけれど、北寄りの微風、ローライトな当日のシチュエーション” に、バッチリとはまったのだ。
当たるモノではなく、当てるモノ
当たればデカイ。春のバス釣りには、そんなイメージもあるけれど、日ごとに状況が変化するのも春だから、実際、偶然“ツボ”にはまる。ということは、そうそう高確率には起こりえない。
仮にバス達の狂喜乱舞に遭遇するにしても、それは「たまたま」ではなく、天候や潮周りなどを入念にチェックして、能動的に“ツボ”にはめる。
それだけの努力でXデーを想定して望むアングラーだっていたりする。
このアングラーにとって、読みが当たれば、当然それは、春爆だ。まさに、思うツボと言ったところ。
だから、僕の持っていた春爆イメージは、極端に限定的で、極端に受け身。
本当は、もっと色々なパターンが想定されるだろうし、『誰にでも簡単に釣れる日が春爆の日』では、きっとナイ。
“ツボ”にはめる。“ツボ”を探す。
松村プロの春爆パターンが、WBS 1 stでは再現できなくなってしまうくらい、春の変化には悩まされるけれど、毎日の釣りの中には、常に爆釣のキーワードが隠れているのかもしれない。
きっと、それが春。
WBS2015第1戦 優勝の小田島悟・堀越真務ご両名にとっても、この日のそれは春爆にちがいない。
（ア）
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