徹底大検証!! バスフィッシング・ガイドサービスって、アリなの!? vol.8

徹底大検証!バスフィッシング・ガイドサービスって、アリなの!?

付録 (2):ブラックバスについて色々聞いてみた

聞き手:トッパー君 回答:北浦ガイドサービス・布川雅美

Q1:ディープダイビングタイプのクランクベイトなどは、なぜボトムノックする必要があるのですか?
A1:確実なボトムトレースは釣果につながりやすいからだネ。
Q2:では、なぜボトムトレースが有効なのでしょうか?
A2:これは色々雑誌とかにも書いてはあるけれど、僕流はチョットおもしろいヨ!
北浦近辺はマッディーウォーターだよね。透明度は30~40センチ位。これ、魚にとっては霧の中。バスはもちろん自分がどのヘンに浮いているのか、体で感じるコトができるカモしれない。でも基本的には、周りの状況が見える範囲にポジショニングしたいんだ。だからボトムから離れない。水中にストラクチャーがあれば、ボトムから離れてもいいカナと思える距離はストラクチャーの高さプラス、見える範囲の30~40センチ位まで。立ち木とかが水面にまで達していれば、それを伝って上まで来たりもするけれど、今度は立ち木のそばから離れない。特にこの季節、バスの活性が低いから、どこかで、ブリブリ振動だけ発しているヤツに向かって霧の中を突進していく気には、どうやらなれない感じだね。だから、タイトにノックさせる。どう?オモシロイでしょ!
チョット脱線するけれど、数十匹とかね、ある程度の数で群れをつくる場合には、ボトムに1匹。その30センチ上にまた1匹。更にその30センチ上にまたまた1匹。。どんどん重なる。これなら、安心。ボトムまで繋がってるから。。連携ワザ。ネ。
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Q3:ワームはアタリがあったら、ワンテンポ待ってからアワセを入れる。僕はそんなイメージなのですが。。?
A3:バスは群れを作るでショ。でも、魚体が大きくなるに従って群れのサイズは小さくなる。特にメジャーレイクの場合、昔と比べると個々の群れのサイズ自体が確実に小さくなっている。その上、ヤル気のあるバスはというとその中のきっと10%くらいカナ。10匹の群れなら、1匹だよネ。競争する必要性が少なくなることで、我先にとルアーを口にするバスが少ない。だからジックリ見られてしまう。半信半疑だから明確なアタリも出づらくなるワケ。喰ったと思ったら即アワセだね。
Q4:フットボールジグの操作方法が独特ですよね。少しだけ底を切ったところを泳がせてくるのはナゼですか?引きずるとダメなんですか?
A4: 実釣前に打ち合わせた作戦、覚えてる? 魚の鼻先へプレゼンテーション。だったよね。そのチャンスを極限まで高めることができる操作法だヨ。
引きずってしまうより、地形の変化が判りやすいし、なんと言ってもテンポがイイ。広く探りたいからね。それと、もう1つ。アタリマエだけど、バスは、鯉(コイ)ではないよネ。だから、鯉の様に泥と一緒にエサを食べるのはどうも苦手な様なんだ。そんなコトも覚えておくと、この操作法、結構イケてるって感じがするでショ!
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Q5:サギ(鳥)がベイトの寄る場所の指標になるというのは驚きでしたが。。
A5:そこに住む鳥だからね。彼らはキチンと、餌場を心得ている。そこには、ベイトが溜まる何かの理由が必ずある。ベイトが溜まる場所は、当然、バスのポイントだね。
サギ以外に、カラスやハトにも、色々教わるコトがあるヨ。
カラスは、風や波で湖岸に打ち上げられる小魚を探している。打ち上げられるほどなら、そのショアライン付近にも、多くのベイトがいるハズ。
あと、ハトね。鉄橋などに仲良く並んでとまっている。最近、いつでもとまっているナ。なんていう場合は、かなりチャンスなんだ。季節によって、日向側に並ぶ場合と日陰側に並ぶ場合に分かれることが多いんだけど、ハトの並ぶ側は狙い目。理由は彼らのフン。水面に落た栄養分がプランクトンを増やし、ここにベイトが寄る。鳥に限らず、バスをとりまく環境を広い目で見てみることは、大切だし、すごく面白いことだヨ!

●布川さん、ありがとうございました。

(ア)

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