トラウトアングラーの、ときどき、川日記。【信州ブラウントラウト開拓の旅 その④】

長野県河川のブラウントラウトフィッシング

信州ブラウントラウト開拓の旅 その④

 

「長野県内のブラウントラウトを開拓したい!」3度目は今年、2016年のゴールデンウィーク。
1年前のGWにチビくんを釣ってからちょうど1年です。

「一本釣っておきたい。」まずはそんな思いから、昨年唯一の実績河川へ向かうも、振るわず。
ふと見ると、先行者が・・・
餌釣りですが、この川を訪れて以来、初めて出合う釣り人でした。

 

翌朝、昨晩からの雨はあがったようで、少し晴れ間も覗いていました。
ただし、突風のほうは相変わらず。天気予報では全国的に大荒れとのことです。

こうなると川選びが勝敗を分けそうな感じで、かなり悩んだ末、安曇野方面へ向かいます。
このあたりは、湧水が豊富で、濁りに強い河川が多いと思ったからです。

 

安曇野の湧水河川

 

濁り。
そんな言葉とは一切無縁と言うかの如く、湧水の川はこの日も清らかな流れ。
そこに身を置いているだけで、とても気持ちがいいです。

これら、いくつかの周辺河川では、流路が短いことが何らかの影響を及ぼしているのかもしれませんが、残念ながら、魚の気配を感じ取るることはできませんでした。

 

それでは、もっと流路の長い川へ。となると、今度は途端に、濁る。
それでも早い時間のうちは、どうにか釣りができていましたが、そのうち、都度、フックに流下物が絡みつく様になり、濁りは更に強くなり・・ そして撤退。

何らかの魚の1バラシ。それだけに終わりました。
足を抜かれたウェーダーは、まるで鯉のぼりの様に風を孕んで舞っています。

 

お次は、こちらの河川。
前回の川日記( 信州ブラウントラウト開拓の旅 その③ )、昨年のシルバーウィークの釣行で、全く反応のなかった川。
あまりに素晴らしいロケーションだから、「何とか気持ちのイイ釣りをしたい!」と妄想だけがどんどんと膨らんでいた、あのポイントです。

相変わらずの強風ですが、運良く濁りは見られません。

 

信州、ブラウントラウトの川

 

ロッドは前回の教訓により、少し長めの7フィートとしました。
ミノーはAX-70HW。
今回の釣行では常にメインとして使用していた、シリーズ中一番大きなアレキサンドラで、発売前から、来たる信州釣行では “肝” となることを確信していたルアーです。

上の写真、まずは手前側、浅いほうから探りましたが、反応はありません。
そして、いよいよ核心部、向う側の流心を責めます。

アップクロスにミノーをキャストして、流下させながら、“ トン・トン・トン ” と、時折アクションを入れてやると、結果はすぐに出ました。

 

長野県、渓流のブラウントラウトフィッシング

 

順調にサイズアップです。
遂に、最高に気持ちのいい瞬間を味わうことができました。
本当にこの場所で釣れてしまった。

そして、追加のもう1本。
ほんの少しだけ下って、流速も少し落ちたあたり。
ブラウニー11センチに交換して、流心脇から手前の浅場にかけてを探ると、こちらも呆気なくヒット。

今度は30センチちょっとのブラウンでしたが、驚くほど強いファイトとカナリ派手なジャンプを見せてくれたナイスフィッシュでした。

 

アレキサンドラ&ブラウニーでブラウントラウト▲ しばし至福のひととき。その、ワンシーン。
禁煙してなかったら、タバコが最高にウマかったハズ。きっと。

 

そして翌日、もう一度このポイントに入りなおしました。
結果はどうだったと思いますか?

反応ナシ!です。
そんなモノかもしれません・・・。

川日記、信州ブラウントラウト開拓の旅 全4回。ひとまずこれにて終了です。
いかがでしたでしょうか?

またいつか、何処かの川から色々とお伝えしたいと思います。
もちろん、これからも信州通いは続けますヨ!

いいトラウトに、たくさん出会えますように!

(even)

 

トラウトアングラーの、ときどき、川日記。【信州ブラウントラウト開拓の旅 その①】 >>
トラウトアングラーの、ときどき、川日記。【信州ブラウントラウト開拓の旅 その②】 >>
トラウトアングラーの、ときどき、川日記。【信州ブラウントラウト開拓の旅 その③】 >>
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