トラウトアングラーの、ときどき、川日記。【信州ブラウントラウト開拓の旅 その①】

長野県のブラウントラウト

信州ブラウントラウト開拓の旅 その①

 

さて、かなり久しぶりの川日記です。

今回はブラウントラウトをメインターゲットに据えて信州の河川を色々と見ていきたいと思います。
本州のトラウトアングラーなら、まず最初に頭に浮かぶのは、きっと犀川(さいがわ)でしょうか。
長野県内を流れる信濃川水系の一級河川です。

20年ほど前、カヤックで川下りをしたことがありました。
安曇野は万水川(よろずいがわ)からスタートして、大王わさび農園を経由、犀川へ合流後、更に数キロを下りました。
この時、初めて見た犀川の印象はというと、「トラウト天国」。
まさにそんな感じでした。
ピピピッ!と、魚が走る、走る!

レインボートラウト、ブラウントラウト共に大鱒と呼ぶに相応しいモンスターをキャッチすべく、全国各地から腕に自信のトラウトアングラー達が押し寄せる激戦区。
そんな犀川が誕生するだけの環境がすでにこの時、備わっていた。と、言っていいと思います。

 

大王わさび農園わきの水車
▲ 春 安曇野、大王わさび農園わきの水車。有名な観光スポットだ。
川のこっち岸から水車を眺めることができるのは、川を下る者と、アングラーくらいかもしれない。

 

僕の場合、東京へと移り住み、信州へのアプローチが比較的楽になったことで、今度は握るパドルを愛竿に変えてトラウト天国を訪ねてみたいと思いたった訳であります。

で、犀川。本流です。
と、残念ながら、そうそうストレートな発想には至らない。
犀川はちょっとメジャーになりすぎた感があります。
もちろん素晴らしい河川なのですが、もう少し、冒険者、開拓者、そんな気分で釣り歩いてみるのが楽しい。

 

釣りと空▲ 秋 透き通る空の切れ端。

 

で、まずは地図とにらめっこ。
もちろん、「ブラウントラウトがいる。」そう明確にわかっている犀川の水系を基点として考えて、「ならばここは?」と思うエリアを色々と見て回る作戦。
なるべくライトなタックルで大型ブラウンと対峙したい。頭の片隅にはそんな願望も少しだけあるものだから、かなり規模の小さな河川まで候補にあげます。
ほとんど妄想のかたまりの様なこの時間は、かなり楽しいひとときだったりします。

もちろん、インターネットも活用しますが、現地へ到着後、地元の釣り具屋さんから生の情報を入手することは欠かせません。
ただ、「何処へ行ったら釣れますか?」と聞くのも少しヤボかな?と思うので、自分の妄想と現実との隙間を埋めるため、答え合わせのつもりで、気になることを教えて頂きます。

 

釣りと花
▲ 春 名も無き?花。

 

自分が知らないフィールドを巡り歩く・・・
いつも思うのだけれど、これってとても新鮮で、ワクワク・ドキドキしてしまう。
そして、お気に入りの河川が見つかって、いつの間にかそこへ通い込む様になると、今度は初めて訪れた頃の思い出が、とても懐かしいものとなって、キラキラと輝き出すようになるんです。

次回より、2015年GW、SW、そして2016年GWと、合計3回の冒険を振り返ります。
ゴールデン、シルバー、ゴールデン。今回は最初からキラキラしています。

(even)

 

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