- 2021-12-15
- 釣り総合
夕食を終え、仕事のご縁で職場より持ち帰った、魚譜画家・長嶋祐成氏のカレンダーを机の上に広げてみる。
描かれているのはセイルフィッシュ。
キャンバス布地の質感と相まって、とてもアートなカレンダーだ。
オンザロックグラスにウイスキーを注ぐつもりでいたのだけれど、それすら忘れて、部屋の片隅で眠っていた古いルアーに思わず手が伸びていた。
インド洋の洋上、モルディブはアリ環礁の、とあるドロップオフでのこと。
奴はそこで間違いなくこのルアーを口にしたのだ。
あれからもう20年が経つ。
あの時、奴へとこのルアーをしっかりフックアップさせることが出来ていたのなら、僕のセイルフィッシュへ対する想いは一つの充足感と共に終焉を迎えただろうか?それとも更なる大物を求めて、人生がガラリと変わってしまっていたのだろうか?
僕にとってのセイルフィッシュは、今もどこか、「高嶺の花」であるかの様な想いが常につきまとうけれど、それでも心の中に、不完全燃焼のまま燻っている小さな炎があるのも事実。
「釣り上げてみたい。2022年こそ決着をつけてしまおうか?」
「それともこのまま、このカレンダーを眺めていようか……?」
人生がガラリと変わってしまうのが怖いとでもいうのか?
あの、ヌノコトファブリックから、魚譜画家、長嶋祐成氏のキャンバス布地プリント・カレンダー第2弾が発売です。
2022年カレンダーは、生命感あふれるバショウカジキ(英名:インド-パシフィック セイルフィッシュ)。
学名である、” Istiophorus platypterus ” の文字と、氏のサインもプリントされていてカッコいい。
(ア)
nunocoto fabric 長嶋祐成 ファブリックカレンンダーは、こちら >>
nunocoto fabricは、こちら >>
UONOFU 魚譜画家・長嶋祐成 ウェブサイトは、こちら >>