ビッグリバーにおけるナマズデイゲームの難しさ![鯰釣りの作法vol.10]

鯰の作法

ここ最近は、大規模河川である多摩川のデイゲームばかりしている。

あまりのタフさに相当僕はムキになっている。

言い訳・・・・釣行日に限って天候が味方をしてくれない。
ピーカンの日ばかりで、曇りや雨といった好条件に恵まれない。
日中は多くのナマズが自宅で寝ているから仕方ない。

などとは、言いたくない。ビッグ

いるであろう昼夜逆転型のナマズを、「流水系のポイント」で仕留めたいのだ。
昼夜逆転型の彼らはマイノリティであろう。小規模河川やクリークといった、範囲の狭い中であれば、出会う確率は高くなるであろう。だが、多摩川のような大河川の場合、出会える確率は思っていた以上に低いようだ。

一時期、デイゲームで、ラージマウスの生き残りを探す釣りを多摩川でしていた時は、外道としてナマズが釣れたのであるが、狙って獲ろうとすると全くだめだ。

寝てる個体はどこにいるか?それは把握済だ。淵の底、テトラやリップラップの隙間、オーバーハングした水性植物の最奥である。昼間の釣行であるためナマズがウロウロしていたり、頭隠して尻尾隠さずしているのが丸見えなのだ。寝てやがる
ただ、彼らは寝ている個体だ。寝ている個体を獲るなら、何度もルアーをすぐ近くを通して、寝た子を起して食わせるとういう、なんだか面白みのない釣りになってしまう。

デイゲームであっても、ナイトゲームと同じ様なアグレッシブさが欲しい僕は、瀬やインターセクションという流水系のポイントに、昼夜逆転型の個体がいる事を確信している。手首が痛い
とにかく流水系のポイントをランガンし、キャストを繰り返す。次第に左手首の持病の腱鞘炎が、疼痛で襲ってくる。手首をテーピングとサポーターで固定し、改めてロッドを握る。

堤防の上から河原を見渡すと、真夏には青々と繁茂したあらゆる植物に薄い茶色が混ざっており、当時の勢いを感じることはもう今はない。IMG_0116

その中を僕は掻き分けてポイントへ向かう。最後のポイントもダメかもしれない。そう思うとこの藪漕ぎを止めて引き返したくなる半面、光量はピークを過ぎて幾分減り、今がチャンスかもしれないとも考えると、奥へ奥へと藪漕ぎを続けてしまう。

狸の糞

狸の糞!
多摩川には河川敷等にタヌキが住んでおり、ナイトでは良く遭遇する。中洲を目指して川を泳いで横断したり、川辺をうろついている。大都市圏の河川だが、多摩川にはまだまだ自然の力強さがある。

多摩川の中流域。知っている流水系ポイントもこれがラスト。既に、15時を回っていた。夕方

やっとバイトを得られた頃には、ナイトゲーム開始の合図であるコウモリ達の乱舞がまさに始まろうとしていた時だった。水柱を立てることもなく「ヌパンっ!」と。デイゲームはここで終了した。

完敗
疲労と悔しさで河原にへたり込む。気づけば腱鞘炎用のテーピングも剥がれていた。完敗だ。

この記事の著者

水面屋(みなもや)鯰釣り師

首都圏在住。小学校低学年からバス釣りを始める。高校入学と同時にロッドをギターに持ち変え、釣りから暫く離れる。男三十路にして鯰くんに男惚れ。現在はツララでビッグベイトを振り回し、メーターマナマズとロクマルバスを追う日々。

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