トラウトルアー図鑑19: ヴィクセン

ティムコのヴィクセン。トラウトには抜群に効くミノーです。

ティムコ、ヴィクセン

小さめなオフセットリップにスリムなボディー。
ボリューム感を抑えた重心移動タイプのミノーで、ロングディスタンスのキャストが非常に楽なうえ、止水から流水までアクションも非常に安定しています。
湖でも渓流でも、釣れるミノーとして、人気が高かったのですが、残念ながら、現在は生産されていません。

写真はワカサギカラーとアユカラーで、個人的には、ワカサギのほうが、サイズや、色合い、輝きの感じがリアルで好きです。

もともとは、ワカサギの接岸時期、中禅寺湖でのブラウントラウトに。と、使い始めました。
使いやすいし、かなり、リアルなイメージで使用できるから、これは最高!と、爆釣を期待もしましたが、どうにも釣果には恵まれませんでした。
どちらかと言うと、ホンマスのほうが良くヒットした感じ。
やはり、ブラウンのミノーイングは13センチミノーに限る。
と、僕なりの結論に至るキッカケを作ったミノーでもあります。

で、遡上サクラマスに使用する頻度のほうが、増えていった。
秋田県雄物川水系は玉川。
ちょっと最近の事情は良くわからないのだけれど、90年代、上流は、松倉堰堤から下流は、雄物川合流までの区間で、このミノーは随分と活躍してくれました。
但し、釣れるのは戻りヤマメばかり。
皆、尺上だから、そこそこ、嬉しくもアル。

このミノー、ホントにイイ。
それはわかるのだけれど、中禅寺湖とイイ、玉川とイイ、どうにも本命にめぐり合う機会はだけは与えてはくれないのであります。

”戻り” に効くなら、本命にだって効くハズなのだけど。。?
やはり、サクラマスには、ディープダイバーか、ミディアムディープ??
一時期、そんな思考へと導かれるキッカケを作ったミノーでもあります。

で、ヤマメであれば、一発本命!?ここはモウ、ソコソコ確信してました。
ヴィクセン初投入は栃木県の渓流。
巡ってきた大場所で、少し小ぶりな7センチのヴィクゼンを選ぶ。
で、アップストリームキャスト。
ヒット!!苦労しました。初めての本命魚達成。しかも尺上。一発です。

!?このヤマメ、ギンピカ。ウロコも落ちる。。
。。。少し複雑な心境。。

 ホント良く釣れるミノーです。

 (even)

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