トラウトルアー図鑑20: ヴィクセン・ディープ

ティムコのミノー、ヴィクセン・ディープ。ヴィクセンのディープダイビングタイプです。

ティムコ、ヴィクセン・ディープ
前回ご紹介、ヴィクセンのディープダイビングタイプです。

トラウトルアー図鑑19: ヴィクセン
https://www.lure-life.com/news/area/trout-lure/vixen.html

同じシリーズのルアーでも、シャーロータイプとディープタイプでは、アクションの質自体が大きく変わってしまうミノーもありますが、このヴィクセン ディープは、比較的、オリジナルと似たアクションンをする様に感じます。
ただ、リップの大きさを比較してみればお分かりの通り、引き抵抗はずっと大きくなるから、多少シッカリとしたロッドの使用が前提となります。

秋田県雄物川水系は玉川のサクラマス釣りで、戻りヤマメに対して抜群の効果を発揮したヴィクセン。
本命サクラが来ない理由はレンジの浅さか。。?
と考えて、翌年に投入したのが、写真のヴィクセン ディープです。

レンジを変えた途端、さすがはヴィクセン!を期待した訳ですが、現実はそうそう甘くない。
どうやら、僕にとって、このヴィクセンシリーズは、本命を釣る為のルアーではないのカモ知れません。
どうしたら、サクラマスが釣れるのか。。?
どの様なルアーを投げるべきか。。?

ちょっと戻りヤマメがヒットしそうなイメージのない、少しファットなミディアムディープに変えても、やはりヒットするのは戻りヤマメ。。
こうなると、何がナンだか分からなくなって来る。
単に、玉川が戻りヤマメを釣るのに最適な川。ただ、それだけのコトに思えてくる。。
残念ながら、とうとう今日まで、ヴィクセンでサクラマスを獲るには至っていません。

コイツなら、戻りヤマメはバイトして来られないだろう。
そんな選択肢で、更に翌年の玉川で使用したのは、バスデイのシュガーディープ。
サクラマスキラーとして有名となったこのミノー、トラウトルアーというより、バスルアー。
僕にはそんなイメージだった。

これで、“戻り“ なら、川を変えよう。そんな覚悟だった。
釣り始めから3投目くらいか、うまい具合に崩れテトラの上流側でターンしたこのルアーには、待望のサクラマスが。。
そこら辺のお話は、シュガーディープをご紹介の際に!

今までサクラマスはいつもそこにいて、先に口を使うのが、ただ戻りヤマメだったのかも知れません。。
などと考えると、今思えば、あれって夢の様なお話しだったのカモ。

21世紀ともなると、サクラマスブームにも拍車がかかり、たとえ戻りヤマメであっても、随分と釣り辛くなって来た様に感じます。

(even)

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