トラウトルアー図鑑10: ザ・ミノー

ダイワのザ・ミノー。当時、プラスチック製量産型ルアーとして、リアルなミノーを実現したのはスゴイ。

ダイワ、ザ・ミノー

80年代半ば、ハンドメイドの独壇場であったリアル系ミノーの世界に一石を投じた、量産型プラスチック製ミノー。

その名も、ザ・ミノー。
どうだスゴイだろ!マイッタか!と言わんばかりのネーミングです。
確かに当時としては凄かった。

カラーは、写真のオイカワの他、ワカサギ、アユ、アマゴなどがあったんですが、オイカワで上反りボディーとなると、その頃、話題となっていたハンドメイド、高橋教氏の教ルアーや、平本正博氏のリベットとかと、イメージがドンピシャ重なるもんで、少々、パクリ感は感じました。

しかしながら当時、プラスチックルアーで、ここまでリアル。というよりはハンドメイドライクといったほうが適切カモしれませんが、とにかく、今までに無かったそういうスゴイモノが登場してきた。
実際、“オォ~ッ!!” って感じでした。

細部のクォリティーはまだまだハンドメイドには及ばない。
それでも低価格で入手できるとあって、単純に嬉しいワケです。
バスの人、トラウトの人、皆が飛びつきました。

実は上反りボディーって、すごくカッコいいけれど、安定した泳ぎを引き出すのは、結構ムズカシイ。
タダ引きで、そうとうキチンと泳がないと、なんだコリャ?って思われてしまう時代でもあったので、アクションに関しては今一歩。
そう評価されていたかもしれません。

やっぱ、教ルアーや、リベット、いいナ~。欲しいナ~。
僕はと言うと、まだそんな風に思ってました。
入手することは叶わぬまま。ご縁が無かった。

30年以上の時を経て、今年、廉価版ともいえる教ルアーが出ましたね。
プラバージョン?と思いきや、バルサ製。
ちょっと信じられないお話し。

今度はご縁があるといいナ。

って、すみません。ザ・ミノーのお話がロングキャストされてしまいました。。

(even)

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