スーズーン [フロッグプロダクツ・荒井謙太のトップウォーター!トイズ・トイ! vol.1]

フロッグプロダクツ荒井謙太のトップウォーター、トイズ・トイ!

スーズーン

フロッグプロダクツ荒井謙太のトップウォーター!トイズ・トイ!、スーズーン。

ヘドンのファーストフロッグという、ビンテージ・プラグがありまして、これに憧れていたんです。
カエルをモチーフにして、ホント、木片で作られた様なシンプルなルアーなんですが、今では世界に6体しかないなんて言われてまして、本物を見分けるのにX線写真で鑑定する様な代物なわけです。
すごいルアーなんです。

ビンテージ物のルアーとかを使用したバスフィッシングは当時あまり聞いたことがなかったですね。
そういのが好きだったんです。
あと、クラシックカーとかも。

N.F.L.C.C.(National Fishing Lure Collectors Club)のビジター会員に登録して、アメリカまで古いルアーを買い付けに行ってました。
でも、とんでもない価格なんです。100万円を越えてたりするものもあって、そうそう買えるようなものでもなかったですね。

ヘドンのファーストフロッグの、カエルがデフォルメされたデザインは本当に気に入ってました。
使ってみたいナ~って。
でも、そんな状況だったから、結局、自分でレプリカを作り始めました。
もの作りはもともと経験があったものですから。
数百本は作りましたね。

そのうち、今度はインジェクション、つまりプラスチック製でやりたくなったんです。
ファーストフロッグのイメージを残したまま、透明な感じにしたくなったんです。
ウッドならイニシャルコストもたいしてかからないし、リスクも少ないですが、今度は金型を起こさないと作れない。

でも、「やってやろー!」って思いました。

上ゾリのプラグって、キャスタビリティーに難有り。って場合が結構あるんです。
空気抵抗で、左右に曲がってしまい、思ったピンポイントに飛んで行かなかったりします。
だから、そんなところも解決したかった。

で、「やってやろー!」なんですが、ホント、大変でした。
金型となると、誰も教えてくれる人がいなかった。

遅れてました。
予約をしてくれていたお客さんを随分とお待たせしてしまって、お叱りの声もたくさん頂きました。

寝ずにやりましたね。
で、スタッフと5人で、朝5時から江戸川に行って。
1000個作ったら、1000回キャストして。
スイムテストと検品です。

で、戻ったら1つずつ良く洗って、フックも新品と交換して。
馬鹿なやりかたをしてましたね。(笑)
これが、スーズーンの初期型の時です。

いざ発売となると、今度は、動かし方がわからないという人が出てきました。
上ゾリだから、ターンしないで、真っすぐツーっと走ってしまう。と言われた。

で、また、スーズーンの金型を作りました。だから、スーズーンの初期型は短命でしたね。

これはこれで良しとして、別なルアーを作ろうかなとも考えたんですが、やっぱ、誰にでもターンさせやすいほうがいいな。って。

▲ 荒井謙太 独自編集! スーズーン・ノーアイ、オリジナル動画はコチラ!

初期型と比べると2mm大きくなってます。いろいろ改善もしました。
技術的なところでは金型の構造もかなり複雑になっています。
ターンさせやすいように、ウエイトの位置を変えたりもしています。

うまく仕上がったと思ってます。
千葉でロケやったんですが、BSテレビジョン初のロクマル映像が撮れてしまったんです。
63.5cmでした。トップ道3です。
キャストから、アクション、バイト、ランディングまで、ちゃんと撮れてます。
伝説的スーズーン物語ですね。話題のシーンだったんですヨ!

いい結果が出せたのは、自分にとっては、ご褒美でした。
妥協しないでやりきって良かったと思いました。

 

BSテレビジョン初のロクマルバス(63.5cm)はスーズーンに出た。
▲ 荒井謙太とモンスター。
トップ道3のロケでは、スーズーンのポテンシャルが爆発!

 

そうそう、スーズーンっていう名前なんですが、ルアーライフさんのブラックバスルアー図鑑でも紹介されていたように、自分のお袋の名前からとったんです。
ちょうど、親父が亡くなった時に手がけていたルアーだったもんで、お袋、寂しいかな?なんて思いまして。

マザコンだなんて言われるとチョット嫌だから、書いて頂かなくてもいいんですけど。

(書いてしまいました!ステキなお人柄が良くわかります。by編集部)

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Kenta Arai
荒井謙太

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