ブラックバスルアー図鑑36: マーベリック

米グデブロッド社ゴールデンアイのプラグでマーベリックです。ライブリーとカテゴライズするのが妥当なルアーと思いますが、純粋にミノーとして扱ってやると、また楽しいです。

前回のシナースピナーに続き、米グデブロッド社ゴールデンアイのプラグをもう1つ。
マーベリック。
意味は一匹狼。だそうです。

最近、ワイヤーハンガーに、たくさんブラ下がってる。。そんなルアーもありますが。。

このルアー、カテゴライズするなら、ヘドンのタイガーとかと同様、“ライブリー ”と捉えるのが妥当なところでしょううか?
浮力が高く、トップウォーターで使うことを前提に人気が出たルアーです。
ダイブのアクションを織りまぜたサーフェスレンジでの使用にはタイガー同様、欠かせないプラグであり、実にイキイキと多彩な演技をしてくれます。

ところで、
ルアーアングラーにとって、今ではすっかりブルーバックレインボーの湖として定着した山梨県は本栖湖。1,000円札にも描かれている湖です。
その昔、モンスターブラウンの湖。と呼ばれてました。
フライフィッシングで降旗章氏が日本記録のブラウンを釣った事でも有名です。

明け方、沖合いをイルカの様に背中を見せながら回遊してくるデカイヤツ。
超シャローに群れるベイトを、まるで、オタリアを狩るシャチの如く身を乗り出して襲って来るデカイヤツ。。

とても刺激的な光景が見られた時代がありました。
僕が知っているのは、そんなデカイブラウントラウトを見ることが出来る。
こいうことと、たまには仲間うちで、そこそこのサイズの釣果がある。ということ。

有名になる前は地元の人が相当いい思いをしていたトカ。。
風が強いことが多く、バルサとかのミノーがロングキャストできないケースも多かった。。

そんな中、平塚のショップの店員さんがモンスターといってもイイヤツを獲って来た。
ポイントは溶岩帯。
メソッドは、ホットケ。なんと、ホットケ。です。波間に浮かせっぱなしにするヤツ。アクションはナシ。
完全な放置プレイ。
でも、完全なるトップウォーターフィッシングです。ただの棒切れでは喰っては来ない。
そしてルアーは、そう、マーベリック。

ナルホド!と思いました。
サイズのワリに遠投がきくし、波間に漂う姿と輝きはゼッタイにミノー。視認性もバッチリ。

で、二匹目のドジョウを狙うべく購入したのが写真のヤツです。
当然ながら、そう簡単に二匹目なんてふうにはならない。。
あ、パルスミノーっていうハンドメイドミノーのホットケで、イワナが釣て。。

って、いつも脱線ばかりでスミマセン。。随分とトラウトのお話しをしてしまいました。

このルアー、ミノーといえばミノーですが、あまり、そう表現する人は多くない様に思います。
太くてゴツイからかナ?
それから、“リアル系 ”と表現する人も多くは無いと思います。
しかし、ゴールデンアイ独特のウロコの輝きはまさにミノー(雑魚、小魚)です。
トラウトの釣りで、それも、ホットケメソッドでの使用に耐える。というのも事実です。

キャスタビリティーもバッチリとあっては、バスが釣れない理由が見つかりません。

(ア)

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