ブラックバスルアー図鑑3: スピニングフロッグ(オールドルアー)

spinning-frog

米ウェーバー社。
塗装の色合いとチープさが何とも言えない味わいのトップウォータープラグ。

スピニングフロッグというと、このウェーバー社のものと、バーク社のものがあった。
後者、バークのものは、リアル系。ゴムのカエルにフックが付いた様な感じで手も足もあるが、手も足も動かない。
今回ご紹介は、ウェーバーのもの。バークとは対象的といえるほど、”これでも、カエルです ”感がたまらない。涙、涙です。

手は無い、足も大して動かない。が、これぞルアーという感じ。見れば見るほど、好きになります。コイツに命を与えてこそ、プラッガー。
と言いたいところですが、ウェーバー社はフライで有名な会社でした。フライにこんな感じのポッパーがあるでしょ。小さいヤツ。。
コイツはそれをルアー用にアップスケールしたものと考えるべきでしょう。ボディーはフライでよくあるコルクとは異なり、発砲樹脂。ぶつけるとヘコミます。そして軽い。8g位か?
デカくて軽いから飛びません。コイツを投げてこそ、プラッガー。。
スピニングと名前にあるので、まぁ、いいでしょう。
でも僕はベイトで使います。(自慢にならないですね。)

ウィードガードが付いているので、そーいう場所で使うのが良いのでしょうが、そーいう場所で使うほどの太いラインでは、更に飛ばない。。 ここらあたりのイー加減さがまた、涙、涙なのであります。。 スピニングと名前にあるので。。(汗)

このルアーの良さは、着水のソフトさにあります。「ペタン!」って感じのまさにソフトプレゼンテーション。 普通このサイズのルアーを静かに着水させるには、相当のサミングなり、フェザリングのテクニックが要求されるところ。 最近のフロッグ系中空ルアーと比べても、おそらく、こちらのほうが静かにプレゼントできます。

ズルズル引いても何も起きません。ラインスラッグを利用して、小刻みに、ピシ、ピシと振動を与える感じの、まさにポッパーを扱うロッドワークでお願いします。

のんび~りしたい日に、の~んびりと使うと、とてもいい一日になりますヨ!
(釣れなくても。)

(ア)

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