ブラックバスルアー図鑑66: スノーク

ハンドサムのスノーク。ルアービルダー嶋崎泰蔵さんが手掛ける水平浮きのハードウッド・ペンシルベイトです。

ハンドサム スノーク
写真は、15周年記念リリースモデル。

徹底的な品質への拘りと、抜群の釣果実績。
ルアービルダー嶋崎泰蔵さんが手掛けるトップウォータープラグ。
水平浮きのハードウッド・ペンシルベイトです。

ものすごくキレイ。
表面の滑らかさもハンパない。チョット触れれば、指紋が目立つ。
ハンドメイドプラグって、見ているだけで、ホント気持ちイイ。
でも、このプラグ、見ているだけではイケナイ、超、実戦派であります。

一人だけが爆釣している。そんな現象が時々、どこかで起きている。
原因は、ロッドをしならせる当の本人にもわからないコトが多い。
傍観者なら当然ながら全くわからない。

そしてこれを経験してしまった者は、異常なまでに魚にスイッチを入れることができるそのシステムの正体がいったい何であるのか、何が何でも探求せずにはいられなくなってしまう。
もう一度、いや、何度でも同じ体験がしたいから。

特異的なピンポイントなど、そんな場所的要因を除いて考えた場合、答えは、使用していたルアーの中に。
実際には使用するロッドやライン、ルアーとラインの結束法や、リールのギア比、本人の体調などが複合的に絡み合っているから、そのルアーというよりは、ルアーのアクションといったほうが正確ではあります。

どうやら嶋崎さん、コイツにはまったらしい。
そして、そのエッセンスをブラッシュアップさせて、スノークを生み出した様です。
一人のビルダーの原点にして、命をかける決心をさせたルアー。
なぜ釣れるのか?僕らも知りたいところです。

唐突にとんでもないコトを言う様ですが、スーズーンⅠと似ている。。
( ブラックバスルアー図鑑65: スーズーン https://www.lure-life.com/news/blackbass/lure/suu-zoon.html

色々な方から怒られそうではあります。
かたやハードウッド、かたや、プラ。根本的に違う。
どっちがイイではない。比べちゃイケナイ。そうも思います。
もちろん、水絡みとか、そういうトコロも違います。

でも、なんとなく動きの雰囲気が似ている。。

スノークのボディー形状とか、水平浮きという特徴。スケーター系のアクションを想像しませんか?
もちろんそれも出来ます。
でも、どちらかと言えば、ショートターンこそ評価されるべきアクションでは?と感じます。
きっと、ボディー形状と頭の形状、あと、見えない部分。そう、ウエイトの位置。。
この辺りに秘密がありそうです。

ところで、スノークのボディーバランスは、何か、“起き上がりこぼし“みたいな感じがするんです。
横方向へコロリと転がしても起き上がってくる。
ホントのところはシリマセン。
でも、フックやリグのプレート重量意外に、お腹はコッチ。って強く意識させるべく、ウエイトが入っているんじゃないか。。??
だから、横方向へ、グラグラ、ユラユラと、ゆっくり大きくローリングして、その振幅の収束スピードが遅い。
そんな感じ。

しいて言えば、そのアタリがスーズーンのイメージとは異なる部分。
スーズーンは確実にお腹のところに低重心のウエイトがあるけれど、扁平ボディーだから、横方向は結構安定していて、グラグラ感はあまりないです。

スノークにアクションをつけるのは比較的簡単。
アクション自体も一見、非常にシンプルに見えます。
爆釣のスイッチは何処にあるのか?それが何なのか。。
横へのローリングの様な、チョットしたアクションのクセかもしれないし、ゼンゼン勘違いかもしれないし。。

理屈なんて、どうでもイイ。とにかくデカイのたくさん釣ってちょうだい。
釣れるデショ!このルアー。
そんな製作者の声が聞こえて来そうです。

もしかして、ハートの問題かも。おまじないトカ?

なんて。

(ア)

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