トラウトルアー図鑑30: ネクトン

ネクトン。タックルハウス初の重心移動システム搭載プラスチック製トラウトミノーです。

タックルハウス、ネクトン

手前がNF90、ネクトン/フローティング/90ミリ。
まん中はNF105。
奥はNS105、シンキングです。

タックルハウスの重心移動システムは、トラウト用ウッドミノーK-TENへの搭載に始まり、ソルト用プラ製のブルーオーシャンを経て、プラのフレッシュウォーター用へ波及します。
だから、トラウトをやるアングラーにとって、同社のプラ製ミノーは、このネクトンが初。
それまでブルーオーシャンをつかっていたので、ネクトンの登場はかなり嬉しかった。

トラウトルアー図鑑15: K-TEN
https://www.lure-life.com/news/area/trout-lure/k-ten.html

トラウトルアー図鑑29: K-TEN ブルーオーシャン
https://www.lure-life.com/news/area/trout-lure/k-ten-blue-ocean.html

これは、あくまで僕の印象ですが、湖のトラウトであれば、ウッドのK-TENのほうがいい。
理由は、ウエイトが暴れて発する音。
あの、クランクベイトのラトル音の様な、コトコト、カタカタ。これが、あまり好きにはなれないから。
ウッドのK-TENなら、ほとんど気になりません。

渓流や本流の釣りでは、水流の音にかき消されるせいなのかどうかは??ですが、この音のせいで釣果が落ちる。という印象はそれほどない。
だから、河川でのサクラマスフィッシングなら、流れに強く、ロングキャストが出来るミノーであれば、とりあえず大歓迎なワケです。

ただ、コトコト、カタカタが、ゼンゼンOKかというと、そういう訳でもなく、結果が芳しくなければ、自分の腕をさしおいて、音の影響を疑ってみたりするワケです。
だから、少しは音、気になっている。

ネクトンの場合、重心移動のウエイトから発する音以外に、一番前にある固定ウエイトにもガタツキがあるから、ここでも音が出ます。
で、この固定ウエイトの大きさを変えるコトで、フローティングとシンキングの2バージョンを作り分けている。
フローティングでは、このウエイトが小さい分、かなり暴れてカラカラと鳴るし、シンキングでは、暴れが少なく、カチカチと鳴ります。

ネクトンは残念ながらディスコンとなってしまいましたが、今では、全くこの音を廃絶したプラスチック製ミノーをリリースしているメーカーも随分とあったりします。
河川のサクラマスは、気難しいというか、気まぐれというか。。ただでさえ釣れないから、とにかく、気になるコトがあれば、白であれ黒であれ、片っ端から潰してかかる必要があるのカモしれません。

釣れない言い訳が、どんどん出来なくなります。

(even)

 

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