信州ブラウントラウト開拓の旅 その③
「長野県内のブラウントラウトを開拓したい!」 2度目は、2015年、秋。
シルバーウィークの釣行となりました。
で、まずは、この写真です。
とても美味しそうなポイントだと思いませんか?
そして、こんな場所で良型のブラウントラウトが釣れたなら最高だと思いませんか?
ところがこの時、実際には、反応も何も、全くない訳です。
でも、どう考えても、ここで釣れたら気持ちイイ。
結果はともあれ、また来てみたい。だから、そう思いました。
この日のロッドは5フィート1インチ。
「次回ここを訪れる時にはもう少し長いロッドのほうが、ミノーが扱いやすいカナ。」
釣れない理由をロッドのせいにする気はないのですが、そんな印象でした。
翌年のゴールデンウィーク、通算3度目の釣行の際には、7フィートロッドを持ち込み、今度は気持ちイイ思いをすることとなります。
こちらは、次回、お伝えしようと思います。
ところで、日光の中禅寺湖あたりでは、産卵を意識した大型ブラウン達がようやく差し始めるくらいの時期でしょうか?
でもきっと、こちらでは、まだまだ早すぎる。
ただ、そうは思っていても、ほんの少しだけ期待してしまったりもします。
ランドロックのサクラマスなら釣れるかな?なんて浮気心も手伝って、今度は春に下見した湖へ。
流入河川のカナリ上流部からアプローチして、インレットを目指します。
ルートは少しだけハードでした。
川底の赤色の石に何度も “ドキリ!“とさせられながら川を下って行ったのですが、途中、大鱒の姿を見つけることは叶いませんでした。
▲ 赤石。 アングラーには秋鱒に見えてしまう?
そして少し先が開けて、インレットの広い水域が見えて来てました。
ようやく到着!と思った矢先、まさにあと一歩のところで、大場所。
この先、へずって下ることすらできそうにありません。
そして、ここで断念。
夏ならば泳いでしまうところですが、おそらく夏にここを訪れることはないカモしれません。
さて次に、こちらの川はどうでしょう。
川沿いの登山道が、何とも面白い雰囲気を醸し出していると思いませんか?
渓流釣り場を紹介した40年以上前の本には、この登山道を登っていくと川は二手に分かれ、そこが、イワナの宝庫である。と、書かれていました。
人の暮らしはすぐそこにまで迫ってきていて、アプローチもカナリ楽チンです。
宝庫が今、どうなっているのか、少し気に掛かりました。
▲ 人間と動物たちを隔てるゲート。この先にイワナの宝庫はあるのだろうか?
他にも幾つかの河川を巡ってはみたものの結果を出すことができず、このSW、このままではマズイ。
そう思って向かった先は、唯一の実績河川。そう、春にも訪れた ” あの、川。” であります。
今回は川の状況も悪くない感じで、期待が高まります。
そして、またチビくん。です。
但し、サイズはともかく今度はカナリ反応がイイ。
ミノーに “ コツン!“ と当たったけれど、フックアップには至らない。
そんな魚だって、そのまま咥えなおしてヒットしてくる。
「もしかして、秘密の楽園にはまだ早い?数年後カナ?」
前回のこの川への印象とは裏腹に、今度はそんなお気楽な妄想までもが頭をもたげてくる始末。
チャートカラーのD-インサイト53が足元まで泳ぎ帰ってきたところで、今度はアレキサンドラAX-63HWの赤金に交換。
水深は推定1.3メートル。これまでよりも、明らかに深い。
完全に上流側、アップストリームで落ちこみの白泡のなかへプレゼントします。
糸フケを取りながら沈下を待ち、トゥイッチを開始すると、すぐにゴツン!
▲ サクラマス用のネットが期待の大きさを物語っていて少し恥ずかしいけれど、いいブラウンが釣れました。
今回の旅路の締めくくり。ようやく一つ、結果を残すことができました。
次回の釣行では、ミノーのサイズをもう一回り大きくして挑みたい。
そんな気持ちにさせる一尾でした。
そして、お次となったのが、翌2016年、つまり今年のGWです。
(even)
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