トラウトルアー図鑑26: ドロッペン

ドロッペンはアブを代表するスピナーです。重いので、流れが速く、水深のあるポイントで、ヤマメやイワナを狙うのに適しています。

アブ、ドロッペン

アブのスピナーといえば、まず、ドロッペンを思い浮かべる方も多いと思います。
バリェーションが豊富で、かなりデカイものまであります。
最大の特徴は、サイズのわりに重い。ということでしょうか?
だから、このスピナーを使って釣りをする上では、サイズより、まず重量を基準に選択することになります。

日本におけるルアーフィッシングシーンでは、スピナーは、ほぼ、渓流での使用に限定されている感じだから、ドロッペンの評価はというと、大体の場合、小粒でも重い。となり、折角のラインナップではありますが、大き目のドロッペンは活躍の機会が相当なまでに限定されてしまう。
実際のところ、スピナー自体が、今の渓流ではあまり使用されなくなっているから、仮に小粒であっても、ドロッペンが実釣で使われることは、あまりないカモしれません。

僕の場合もスピナーを使う頻度は減っている。
でも、一日を通して一度も使わないということはマズないです。
早瀬のピンスポットにアップストリームでキャストしてやり、距離にして30センチ以内で決着をつけたり、長く引いて、魚の追いを見て楽しんだり。。
スピナーって、単純だけど結構、面白い。

で、ドロッペンですが、僕はこのスピナーが大好きです。
理由は、カッコイイから。ただそれだけの理由。
常に一軍。

使い勝手はというと、重過ぎる。
もう少しブレイドの回転によって、ルアー自体に揚力が発生するくらいのほうが、個人的には扱いやすいと思っています。
すごく深くて、流れの押しも強ければアリだけど、そうなると今度は、スプーンやミノーを結んでしまったりする。

だから、ドロッペンを使うのは、ドロッペンで釣りたいから。
それだけ。
カッコイイ、スピナーで、渓流の美しいヤマメやイワナが釣りたい。
そんな欲求かもしれません。

(even)

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