気温があがりバスの活性も高くなっていく季節。さらにバスは最大の目的である、「子孫を残すための」産卵期を迎える。
この産卵行動を考えないと春のバスを狙うのは難しい。
産卵のため、バスは深場から浅場へと行動する。産卵前、産卵中・卵を守る時期、産卵を終えた時期、大きく3つのパターンに分けることができる。
春は三寒四温。三日寒く、四日暖かく、という春にバスを楽しむなら、暖かい四日間。
四日必ず暖かくなるわけではないので、暖かくなったら初日よりも2日目、さらに3日目…とより水温が高くなるタイミングが狙い目。
逆にまた寒くなった初日などは釣りづらいことが多い。
春はシャロー(浅場)。これが春の狙い方を表したキーワードだ。
浅場をスピナーベイトやシャロークランク、ミノーなどで効率よく探ることから始めよう。
シャロー(浅場)だけでなく、シャローからディープ(深場)へと続く段差も狙い目。
シャローへ向かうバスはこの段差に一旦とどまってから動く個体も多いからだ。
朝夕の涼しい時間帯にはシャロー(浅場)でトップウォーターゲーム!なんてエキサイティングな釣りができる季節。
ただし、昼間となると太陽で照りつけ、バスは日陰のある場所や深場、水が冷たいところなど涼しい場所に移動する。
夏はクーラー。バスは涼しい場所、水温がより低い場所にいる。人間と同じように行動すると考えるといい。
流れ込みのあるエリアや木陰、水面に浮かぶ水草の影、水温の低いディープ(深場)などにバスは集まる。
ディープ(深場)ならベイトフィッシュ(小魚)の群れがいるエリア。
より涼しく、水がきれいなところに小魚が集まり、バスもそこに引き寄せられる。
同じ岸際でも風があたる、風下のエリアが夏は有効なことが多い。
水温が下がりやすいのと、小魚が寄りやすいからだ。
涼しい場所。
水の流れがあり、水温が低い場所、それは同時に魚にとっても過ごしやすいキレイな水がある場所でもある。
逆に流れがなく、水温が高いと水が悪くなり、魚はそこで過ごしたくないのだ。
秋は少しずつ気温が下がり、冬の訪れを予感させる寒い日もある季節。夏をひきずり気温・水温も高い9月、気温が下がり、朝夕にはグンと冷えてくる10月そして11月。
気温が激しく移り変わり、水温もそれに少しずつついていく秋。魚の居場所をしっかり掴むことが大切だ。
「秋はベイト」。
ベイトフィッシュ(小魚)の群れの居場所さえ分かれば、バスを釣るのは難しくない。ベイトの居場所を探す事がこの季節のキーワード。
気温とともに、水温の上下が激しい。水温が大きく変化すると水質が悪くなりやすい。
ロッドの先端で水面をかきまわして泡が出るようなエリアは、水質が悪い。泡が出ないエリアを探すことだ。
秋はマジカルな季節でもある。
一度、バスの反応を引き当てれば、連続的にバスを釣ることも夢ではない。逆にまったく反応がないまま一日を終えることも。
秋のパターンは多種多様だ。
エリアを探し出すほか、適当なルアーとそのアクションを探し出すことも重要。いろいろなルアーを投げて、反応を探るのだ。
水温が下がり、変温動物であるバスも体温が下がり、動きが鈍くなる冬。
バスの居場所は? ずばり暖かいところ。フィールドのどこが暖かいかを考えるのだ。
11月から12月にかけては秋をひきずり、動きのあるルアーにも反応。
しかし12月下旬から1月にかけて、冬に突入。気温が下がり、バスは暖かいところへ、そして動きも鈍くなる。
冬のバスは動きが鈍くなる。
冬はこたつ。より暖かい場所にバスはいるという冬のバス釣りのキーワードだ。こたつに入ったバスは、手が届くミカン(小魚など)だけを喰う。
ゆっくりした動きのルアーで、バスの目の前を通すのが基本だ。
気温(水温)の上昇は、バスの活性をあげます。日当たりで、水温が少しでも高い箇所を探してみよう。
温度変化に敏感になろう。水温計を持ち歩き、水温を測る癖をつけよう。
夏は、「水が動く場所=涼しい場所」。そう、冬はこの逆、「水が動かない場所=暖かい場所」にバスがいることが多くなる。
また暖かい水が出るところ、わき水などがあるところも狙い目だ。
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