2015年ナマズシーズン本格スタート[鯰釣りの作法vol.15]

鯰の作法

冬季にリサーチしておいた某小規模河川へデイゲームをしに行った。吐く息が白く凍りそうな真冬では、足元を気にせずにだいぶ先まで見渡せたのだが、今となっては繁茂した植物を掻き分けて、慎重に足元を確認しながらでないと危険極まりない。しかも、この植物の多くがイネ科であり、掻き分ける度に舞う花粉か何かがアレルギー症状を引き起こす。目と喉が痒くなり、息ぐるしさに見舞われる。場所によっては、フェイスマスクで口と鼻を覆いながらの釣りとなる。この時期の水辺へ近づく際は気を付けたい。namazu1505-1

デイゲームよりはナイト派なのであるが、ナイトゲームをやるにしても明るい時間帯に様々な事を目で確認しておく必要がある。そのことはこれまでも言ってきたが、特に注意すべきは安全面とルアーロスト対策である。ナイトゲームをしに下調べもなくポイントへエントリーすると、水路があるにも関わらず大量に繁茂した植物がそれを覆い、知らずに足を踏み込み転落するなんて事はザラだ。また、都市河川に多く見られるのが、護岸に積まれた大きな土嚢袋や金網で、これらにルアーが引っかかったらまず回収は不可能である。ナイトゲームの限られた時間で有意義に釣りができるようにデイゲームを兼ねた下見をお勧めする。namazu1505-2

マッディウォーターと植物のグリーンという色合いに、沈んだタイヤや杭、オーバーハングの下流にできた反転流のゴミ溜まり、僕はこんな平地の内水面が大好きだ。たとえ釣りをしなくても、一日中見ていても飽きることはない。namazu1505-3

ナマズは、デイゲームではナイトほどにはアクティブに食ってこない。しかし、明るいうちに、水の色や沈みカバー、地形の変化を確認しておくことで、ナイトゲームに活かせる。

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ブルーとオレンジが美しいカワセミが、猛スピードで水面ギリギリを滑空する。3時間程度の短い釣行であったが、何度もカワセミを見た。namazu1505-5

都市河川はドブ川と揶揄されるが、実は下水道普及率100%の現在は生活排水の垂れ流しは皆無であり、魚類のみならず様々な生物が住んでいる。カワセミの存在は、汚染されたドブ川でないことを証明している。namazu1505-6

鉄板ポイントである流れ込み。

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次の流れ込み。テンポ良く撃っていく。しかしナマズからの反応はない。その代わりに雷魚をたくさん見た。namazu1505-8

フックは小まめにチェックしている。もちろんスペアフックの常備は、必須だ。針先が甘くなったら、すぐに交換する。

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いくつかのポイントを周っていると夕刻が迫ってきた。だいぶ日が延びたことを実感。明るさ的にはまだまだデイゲームである。しかし、水中の魚達は正直で、水面に小さな波紋がいくつもできはじめると、コイが大きな飛沫を上げてライズし、フィッシュイーターに追われたベイトフィッシュのボイルが散見される。namazu1505-10

夕マヅメの時合いが近づいているようだ。namazu1505-11

キャストし続けていたdepsのバズジェットから、クリークチャブのジョインテッドパイキー(改ナマズ仕様)へチェンジした。ジョインテッドパイキー(改ナマズ仕様)は、最近のお気に入りだ。

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ジョインテッドパイキー改ナマズ仕様(クリークチャブ)

水深1m前後で川底に当てない程度に巻く。ルアーが対岸へ着水し、ややドリフト気味に泳がせる。流心のカレントに入った瞬間、「ドドン」という明確なアタリが手に伝わった。フッキングはせずにPEラインを軽く張ると向こうアワセで乗ってきた。グネングネンと水面で蠢く魚体は目視ですぐに60を超えない個体であるとわかった。

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足下の護岸から水面までは約2mあり、抜き上げは可能であろうが、万が一フッキングが浅ければ抜き上げ中の落下で、ナマズを水面に叩きつけてしまうことになる。ムリをせずランディングネットを取って、ナマズの頭側から静かに取り込んだ。サイズこそ狙っている巨ナマズとは言えないが、ジョインテッドパイキーにオシャレで装着したフェザーフック(フロント)を、見事に食ってきたファーストフィッシュであり嬉しい一本だ。namazu1505-14

その後、完全に日が落ちてナイトゲームへ突入すると、バイトや追尾が多発した。ジョインテッドパイキーのもう一つのウェイクチューンが作る引き波の後ろにモジリができるとワンテンポ遅れて水飛沫が立った。アブをパーミングした手に重みと振動が伝わるとナマズはミスバイトせずに1発で乗ってきた。サイズはやはり60には届かなそうではあるが、こちらの方が肉付きよく腹もデップリしていた。namazu1505-15

今回はナイトゲームの下見を兼ねた釣りで、サクサクと時間をかけずに周った。自分はマッディウォーター&カバーのフィールドを好むため、ナイト派の自分でもこのようなフィールドはデイゲームの方が個人的には好きだ。今年は日本各地の気になる河川へ出かけて行って、その河川ごとの特徴と良さを吟味して皆さんにお伝えしたい。もちろん巨ナマ狙いも継続していく。

(minamoya)

この記事の著者

水面屋(みなもや)

水面屋(みなもや)鯰釣り師

首都圏在住。小学校低学年からバス釣りを始める。高校入学と同時にロッドをギターに持ち変え、釣りから暫く離れる。男三十路にして鯰くんに男惚れ。現在はツララでビッグベイトを振り回し、メーターマナマズとロクマルバスを追う日々。

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