ブラックバスルアー図鑑30: スイマースプーン

 

米ヘリン社のスイマースプーンです。フラットフィッシュの金属版みたいなイメージです。

米ヘリン社。

スイマースプーン。 チャールス ヘリンが1942年に着想し、販売が開始されたのは、18年後の1960年だそうです。だから、難産であったには違いない。と思います。
1942年といえば、ブラックバスルアー図鑑16でご紹介したフラットフィッシュの製造開始から、もうすぐ10年。みたいな時です。

きっと、フラットフィッシュの金属バージョンを!と考えたんだと、想像してます。
ソックリでしょ?(フックはシングル2本に交換してます。)
フラットフィッシュ、軽くてキャスト出来な~い!なんて、誰かにブーブー言われたかどうかは知りませんが。

で、ようやく出来ました。金属バージョン。スプーンと名前が付いているあたりがオモシロイ。
でも実は写真の向きでは泳がない!逆さまになってしまうんデス!上下逆。

ア゛? だったら、フラットフィッシュ、関係ないっショ!と思いますヨネ。
ところが、そうでもない。どういうコトかと言うと、

フラット君、浮きます。だからリトリーブで抵抗を受けるコトで、ダイブしながらアクションを引き起こす。
いっぽうスイマー君、金属だから沈みます。だからリトリーブで抵抗を受けるコトで、浮上しながらアクションを引き起こす。

のっけから、浮くルアーと沈むルアー、この違いを克服するために全てを逆に考えている。
フラット君と同じ向きでは、よほど速いリトリーブをしない限り、水を捕らえるコトが出来ない。スローリトリーブでもシッカリと泳ぐコトが自慢のフラット君とは、それこそ、かけはなれてしまうことになります。
で、逆さまに。。

見た目は別モノ、中身はフラットフィッシュ。ってなんか、名探偵コナン君みたい。。
アングラーも逆立ちして、サーフェスをボトム、ボトムをサーフェスみたいにイメージ出来れば、ほら、フラットフィッシュでしょ!
事件解決。って、ヘリンさんもコナン君も言ったワケではありません。

理屈、すこし強引すぎましたか?

(ア)

関連記事

ページ上部へ戻る