ブラックバスルアー図鑑58: スラヴァーチャグ

デュオのスラヴァーチャグです。ポップXの造形を意識していますが、アクションは異なります。ポッパーとチャガーは別物。というのはヒロ内藤氏が折に触れて説明をしていますね。

デュオ スラヴァーチャグ

前回のブラックバスルアー図鑑57で、ポップX( https://www.lure-life.com/news/lure/popx.html )をご紹介した後なので、チョットいやらしいカナ。とも思いましたが、あえて。

明らかに意識しているのがわかります。
リアル。といっても、ホンモノの魚らしさを追及しているワケではなく、あくまで人間から見た魚っぽさ、造形、色彩。そんなイメージ的なところを意識している。

トップウォータープラグの場合、使いたい。と感じる造形は非常に大事ですよネ。
釣れるほうがイイに決まってる。でも、その確率が少しくらい低くなったって、コイツを使いたい。
そんなヘンテコな感覚をバサーに植えつけてしまうくらいのプラグだってある。
それくらい造形は大事。
どんなのが好みであるのかは、人それぞれ。ではある。

一方、釣れる。という要素のほうは、もう当然大事なワケだから、見た目は似ていても、中身でバッチリ差別化されていたりする。

1つのルアーが市場を刺激して、新たなルアーがどんどん登場してくれるのは、我々バサーの立場で考えると、実にありがたい。
ポップXは大好きなプラグではあるのだけれど、正直、チョット小さい。
もう少しデカくて、シッカリとした音を出すヤツも使ってみたくなる。
すると、そんなルアーがちゃんと登場してくる。

で、スラヴァーチャグ。

カラカラと高めの音色のラトル音を発するポップXに対し、コトコトと低めのラトル音。
タイイングアイは横向き。
名前もポップではなく、チャグ。毛色の違いもアピールしている。
ポッパーとチャガーは別物。というのはヒロ内藤氏が折に触れて説明をしていますね。

このルアー、残念ながら、ディスコンとなってしまいました。
消え行くルアーが多いという事実もあるから、バサーの立場からすると、今度は、非常に辛い。。
メーカーの立場もあるから、仕方のないトコロではあります。

さて、次にバス君の立場。どうなんでしょう?
ルアーの進化と共にバスも相当ナーバスになっているのは事実。
そのうち、ホンモノの餌でしか釣れなくなってしまったらどうしよう。。なんて。

もっとスゴイルアーを作るから大丈夫でしょうか?
ヘンテコな感覚を植えつけられたバサーは、結構シアワセだったりします。

(ア)

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